• 2021.04.07 UP

リネンってなに?

リネンは麻の一種です。麻の種類は20種近くあり、私たちがよく耳にするリネン・ラミー・ヘンプ・ジュートなどは、日本名で、亜麻(あま)・苧麻(ちょま)・大麻(たいま)・黄麻(こうま)と呼ばれています。同じ麻でも異なる種の植物からできており、リネン/亜麻(あま)は天然素材として知られ、日本で品質表示に「麻」と表記してよいのは「リネン/亜麻」と「ラミー/苧麻」の2種類のみです。

リネン/麻の歴史

リネンは人類最古の繊維と言われ、紀元前3500年頃の古代エジプトの交易品に、金・銀、穀物、パピルス、ロープ、陶器などに混じって発見されました。古代中近東では肌着として利用され、エジプトではミイラを巻くためにも使用、イエス・キリストの遺体を覆った「聖骸布」もリネンであることが聖書の記述でうかがえます。

リネン/麻の特性

◎ 丈夫で長持ち。
リネン/麻の繊維は天然繊維の中で最も強く、水に濡れるとさらに強度が増すため、洗濯しても傷みにくく、気軽に何度も洗うことができます。水分を吸うと繊維が膨張し、互いに密着することでさらに強度が増すとのことです。

◎ 通気性・保温性のバランスが良い。
暑い日には、熱の伝導性が高く、体温を速やかに放熱させる「通気性」があります。さらに、寒い日にもリネンの繊維の中が空洞になっているため、体温で暖まった空気が逃げず身体を温める「保温性」をを発揮し、通気性と保温性のバランスに優れています。

◎ 吸収、吸湿、発散性が高く、乾きが早い。
汗をかいても、さらりと快適さが続きます。洋服だけでなく、ハンカチやタオルの素材としても重宝します。発散性や通気性により水に濡れてもすぐ乾いてくれます。

◎ 汚れにくく、毛羽立ちにくい。
リネンの中に含まれるペクチンという物質が繊維をやさしくコーティングしているため、汚れが染み込みにくく、汚れても落ちやすいと言われています。また、肌触りよく毛羽立ちが少ないのもペクチンの働きによるものです。

◎ 使って10年後がいちばん美しい。
リネンは、使い込むことでやわらかさと光沢感が増していきます。
少しづつ変化するリネンの表情や質感を感じながら長く愛用してください。

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