低出生児衣プロジェクトについて
- 2020.11.05 UP
私たちTHE PATTERN発足時より、取り組む課題のひとつとして「低出生児衣の開発」を掲げてまいりました。

※画像提供:スタッフ
低出生児とは、妊娠22週から37週未満で生まれた赤ちゃんのことを指し、十分な期間を胎内で過ごさずに生まれるために臓器などの発達も十分でないことから一定期間、外の世界で生活しても問題ないと太鼓判を押されるまで、NICU(新生児集中治療室)での入院を余儀なくされます。
彼らのほとんどは2500g以下というとても小さな体で生まれてきます。
「低出生児衣の開発」は、そんなとても小さな体で生まれた赤ちゃんのママからの小さな産着を作ってほしいという相談がきっかけでした。
低出生児を出産したお母さんは少なくとも予定よりも出産してしまったことに、そして、一定期間をNICUで過ごさなくてはいけない体で産んでしまったことに、そして一緒に居てあげられないことに心を痛めます。この相談していただいたお母さんもその一人でした。
我々はこのお母さんの相談をきっかけに、衣料に携わる者として、懸命に日々をNICUで過ごす小さな赤ちゃんのために、そして、その懸命に生きようとする我が子を応援するお母さん、お父さんのために「低出生児衣の開発」に取り組むことしました。
沖縄県は全国的に見ても低出生児の出生が多い地域です。この低出生児衣を開発することで、低出生児の親になった地域の方々の助けになれば幸いと思い、まずは我々が最初に開発した、低出生児用産着とおむつカバーのパターンを本サイトにて無料配布することにいたしました。
配布の詳細につきましては、次回の更新にてご案内いたします。